白髪を染めている方にとって悩ましい「染めるタイミング」。
頭皮環境を考えると何度も染めるのは避けたいのですが、美容院で染めても、染めてから2週間も経つと生え際の白髪は目立ってきますよね。
でも、2週間に1度のペースで染めることは現実的に難しい。
お金もかかるし、美容院に行く時間もないし、何よりそんなに頻繁に染めていては髪のダメージが心配になります。
白髪染めの頻度はどれくらいが正解?【美容院・自宅】
髪全体に対して、どのくらいの比率で白髪があるかによって人に与える印象は異なります。
ヘアスタイルにもよりますし、毛量にも違いはありますが、下記を目安にしてみて下さい。
- 10~30%1ヶ月半〜2ヶ月
- 30~50%1ヶ月
- 50~100%2〜3週間
白髪が気になり始めるのは生え際の白さが目立ってきた時。
個人差がありますが1ヶ月で約1cm〜1.5cmほど人間の髪の毛は伸びています。
白髪率が少ない方でも、約2か月経つと根本の白髪は約3cm伸びますので、全体の毛量が多くても白髪の存在が目立ってきてしまいます。
ですから、白髪の根本が3cmになる前に染めなおしすることをおすすめします。
また、上の表が白髪染め頻度の参考になりますが、他にも白髪を染めたいタイミングがあるでしょう。
例えば、染めた部分がキラキラしてきた時、明るめのカラーに染めている方なら退色が気になる時も染め時です。
白髪染めを頻繁にすると髪と頭皮に大ダメージ!
でも、白髪染めを頻繁にすると髪と頭皮に大きなダメージが。
白髪を染めると髪がダメージを受けるということはよく知られていますが、頭皮を通した人体への影響も見逃せません。
白髪に限らず、カラーリングをする時に「しみたりしませんか?」と美容師に尋ねられることがあるのではないでしょうか。
これは、アレルギーを起こしていないか確認をしているのです。
ほぼ全てのカラー剤には、ジアミンという成分が配合されています。
ジアミンはアレルギー物質で、人によってはかぶれや湿疹などを引き起こす人がいるのです。
10日に1度などの高い頻度で染めたり、すすぎ不足でカラー剤が落ち切っていなかったりする時にアレルギー反応が出ることが多いようですが、刺激を感じたり、かゆくなったりした場合は美容師に伝えるようにしましょう。
もちろん、家で染めているときにヒリヒリした場合はすぐに使用を中止してくださいね。
関連記事若白髪を染めるときのヒリヒリは頭皮に負担。白髪染めトラブルの対処法
また、初めて白髪染めをする方はパッチテストを必ず受けてからにして下さい。
また、髪を傷めないためには毎回全体染めではなく、リタッチがおすすめです。
白髪染めを長持ちさせる方法
生えてくる白髪はどうしようもないですが、白髪染めの色持ちをよくする工夫はできます。
白髪染めを持たせるためには、白髪染めをした日はシャンプーは控えると良いでしょう。
カラー剤が定着するまで時間がかかるので、流れ出るのを防ぐためです。
また、白髪染めをした後はキューティクルが開いた状態で、髪の毛のタンパク質や水分が出て行き、色落ちも早くなります。
キューティクルを閉じることが色を長持ちさせる秘訣です。
洗い流すタイプのトリートメントを毎日することをおすすめします。
カラー用シャンプーやカラートリートメント(白髪染めトリートメント)も有効です。
退色やキラキラが気になってきた時に使ってみると良いでしょう。
白髪染めトリートメントは白髪染めの褪色や白髪を自然に染めてくれる白髪染めです。
(ただし、使用を止めると退色していきます)
白髪染めのつなぎに白髪染めトリートメントを使うと、白髪染めの頻度をかなり減らすことができます。
白髪染めトリートメントはジアミン系の成分が入っていないので、肌が弱い方や白髪の割合が少ない場合は白髪染めトリートメントだけで染めるのがおすすめです。