きれいに白髪染めができたはずなのに、時間が経ったときにふと鏡を見るとなぜか色落ちしてる。
そういう経験をされた方は多いのではないでしょうか。
今回は、白髪染めが色落ちする原因と、自分の思っている髪色から変色させない、カラーを長持ちさせるためのポイント、褪色した場合の対処法をご紹介します。
白髪染めが色落ち(退色する)原因は
白髪染めが色落ちする原因は染めた染料の流出。
日々のシャンプーやドライヤー、紫外線などの刺激で少しづつ色落ちしていくのです。
また、白髪染めのカラー剤はキューティクルと呼ばれる髪の保護蓋を開けて染料を注入します。
髪のお手入れを怠ると、キューティクルが開いてしまい、より髪色が退色しやすくなってしまいます。
白髪染めが褪色すると赤っぽくなりやすい?
白髪染めが赤っぽく褪色して困る人も多いのではないでしょうか。
実は、日本人は赤みが残りやすい髪質になっています。
色の三原色をご存知でしょうか。すべての色は赤、青。黄の3色から生成されているというものなのですが、実は髪の毛を染めるカラー剤も、色の三原色の原理に基づいて生成されます。
特に白髪染めを行う場合、白髪にしっかりと色を入れるため、赤い基剤が多めに配合されます。加えて、日本人の黒い髪にはメラニン色素と呼ばれる物質が多く、メラニン自体にも赤み成分が強いため元の髪が黒ければ黒いほど退色すると赤が残りやすいのです。
そのため、白髪染めを行ってから時間が経つと、カラー剤に含まれている赤の基剤とメラニン色素が原因となり、より赤みがかった髪色になってしまうのです。
白髪染めの退色(赤み)を防ぐ方法(長持ちさせるポイント)
褪色を防ぐポイントは3つ
- カラーを定着させる
- ダメージケアする
- シャンプーに気をつける
まずはカラーの定着。
可能であれば髪を乾かしたあと72時間は髪を濡らさないようにしてください。
そうすることで染料が髪に馴染み、退色を非常に緩やかにすることができます。
しかし現実的には3日間髪を濡らさずにいることは難しいですよね。
なので、日々のケアを徹底してダメージケアを。
白髪染めを行った当日に限らず、シャンプーを行って優しくタオルドライをしたあとに、しっかりとドライヤーで乾かします。
この時、流さないトリートメントなどがあれば付けてください。
また、シャンプー後にきちんとトリートメントを行うこと。
他にも、キューティクルの広がりを抑え、完全に髪の毛を乾かしてから寝るようにするだけで、髪色の持ちは全然違ってきます。
最後にシャンプー選び。
シャンプーも色落ちの原因になるので、洗浄力の強すぎないシャンプーを使うのがおすすめ。
市販のやすいシャンプーは洗浄力の強いアルコール系の界面活性剤が含まれているため、色落ちしやすくなります。おすすめは洗浄力がマイルドなアミノ酸シャンプー。色素が入っているカラーシャンプーを使うのもおすすめです。
白髪染めの褪色が気になった時の対処法
日々のケアでも白髪染めの褪色を防ぐことができますが、白髪染めが褪色してしまってから対処することもできます。
色落ちしてからできる対処法は「染めること」だけ。
と言っても何度も白髪染めをしてしまうと髪がボロボロになってしまいます。
なので、全体を染めるというわけではなく、褪色した部分のみ染めるのがおすすめ。
褪色した部分だけピンポイントで染めるのが難しい場合はトリートメントタイプの白髪染め(カラートリートメント)を使うと、髪を傷めずに白髪と褪色した部分を染めることができます。
毎日のケアと応急処置で褪色は防げる!
いかがでしたか?白髪染めも色落ちの原因を知ることでお気に入りのカラーを長く楽しむことができるようになります。
万が一褪色してしまった場合でも、色落ちした部分をケアすれば長い間綺麗な髪色が保てます。