白髪染めトリートメント(カラートリートメント)ってたくさん種類があってどれにしたらいいかわからない!と思っていませんか?
若白髪女子は人気の白髪染めトリートメントを片っ端から購入していますが、どんな基準で選んだらいいのか、実はよくわかっていません。
そこで白髪染めのスペシャリスト、美容師さんに白髪染めトリートメントの上手な選び方を解説してもらいました。
- どんな成分に気をつけたらいいのか
- 地肌にやさしい白髪染めを選ぶべき?
など、美容師さんならではの視点で商品の選び方を教えてもらいました。
髪がきれいになるトリートメント成分よりも染料をチェック!
白髪染めトリートメントとは、白髪を気軽に染められるヘアケア剤。白髪染めの一種と考えたほうが、効果を実感しやすくて、使いやすい白髪染めトリートメントと出会えます。
ところが名前のイメージから、トリートメント効果まで期待してしまうでしょうが、そんな成分を重視して選んでしまうと色が入りにくくなるんです。
もともと白髪染めトリートメントとは、髪の表面に染料が付いて、吸着する形で髪を染めていきます。
髪の内部に染料を入れ込むヘアカラータイプの白髪染めよりはどうしても染まりにくいです。
でも白髪染めをしたいと考えるなら、色が染まってほしいと思うのは当たり前!染料を重視した選び方をしたほうがいいでしょう。
染料はかなり大きく分けると、「植物由来」と「化学由来」の2種類に分類されます。それぞれ特徴があるので簡単に見ていきますね。
肌にやさしい植物由来の白髪染めトリートメントの特徴
まず白髪染めトリートメントというのは、手で染められる気軽さから、使ってみたいと思う人が多いでしょう。
この気軽さが出せてしまうのは、肌への刺激が少ないから。
より肌の刺激を少なくしたいのなら、植物由来の染料を使った白髪染めトリートメントを選ぶのがおすすめ!
その成分とは以下のもの。これらが入っている白髪染めトリートメントは、肌の刺激が弱くて安心できますね。
敏感肌の人や、白髪染めのアレルギーで困っている人にピッタリですよ。
- シコン
- ウコン
- クチナシ
- アナトー
- ベニバナ
- 藍の葉・茎 など
ところがこれらの染料がメインとして使われていると、どうしてもデメリットも出てきてしまいます。これも頭に入れておきましょう。
それは肌の刺激が弱い代わりに、白髪が染まりにくいという問題。
むしろ植物由来の染料だけでは染まらないため、化学由来の染料も一緒に配合されているケースがよくあります…。
完全に植物由来の白髪染めトリートメントはないと思ってください。
結果重視の化学由来の白髪染めトリートメントの特徴
二つ目は化学由来の染料。化学と聞くと肌への刺激が気になってしまうでしょうが、白髪を染めるには必要になってくるものなんです。
逆にいうと白髪をきれいに染められるため、しっかり白髪を隠したい人にピッタリ!あえて化学染料が多い白髪染めトリートメントを選んでもいいでしょう。
ちなみに化学由来の染料というのは、こんな感じ。
- HC青2
- HC黄2
- HC黄4
- HC黄5
- HC赤3
- 塩基性青99
- 塩基性茶17
これらが成分表の最初のほうに記載されていると、その白髪染めトリートメントは、化学由来の染料がタップリだと思っていいでしょう。
そんな白髪染めトリートメントを選ぶと、色がしっかり入るため、白髪をしっかり染めたいのなら要チェックです。
どの種類を選ぶにしてもジアミン配合の白髪染めは避ける
ところが化学由来の染料の中には、もっと警戒するべき成分が入っている白髪染めトリートメントもあるんです。
それが「パラフェニレンジアミン」。一般的によく耳にする言い方だと、ジアミンといわれるもの。白髪染めにもしっかり入っており、PPDともいわれています。
白髪染めでアレルギーを引き起こしてしまう元凶となっており、それくらい肌への刺激が強いものなんです…。
基本的にはヘアカラータイプの白髪染めに入っている成分ですが、一部白髪染めトリートメントにも入っていることがあるそうです。
刺激が弱いのが白髪染めトリートメントの特徴ですから、なるべくジアミンが入っていないものを見つけてくださいね。
地肌のケア成分が入っていても「白髪染め」。短時間で染まるものがオススメ
手で白髪を染められる白髪染めトリートメントの特徴は、肌の刺激が弱いところ。
たしかに地肌に付けて、根元から白髪染めができてしまうものですが、肌の刺激を考えると長時間地肌に付けるのはやめたほうがいいです。
なぜなら肌への刺激成分が、少なからず入っているから。地肌ケア成分が入っていたとしても、それ以上に肌の刺激を受けてしまいますよ。
そういう意味では、「短時間で染まる白髪染めトリートメント」は地肌への刺激を最低限にしてくれるのでおすすめです。
色持ちも大切。色が抜けにくい成分が入っているとさらに優秀
色持ちがいいと、地肌に刺激のある染料をできるだけつけないで済むので色持ちの良さも大切。
白髪染めトリートメントの欠点というのは、基本的に色が抜けてしまうところなんです。つまりそれを補う成分が入っていると、デメリットが気にならなくなりますよ。
色持ちをよくする成分は以下のものです。
- シルクプロテイン
- プロビタミンB5 など
じつはこれらの成分は髪を補修する効果もあり、白髪染めトリートメントを使う人からすれば、うれしいもの。
白髪染めトリートメントを選ぶ前に、しっかりチェックしておけば、色持ちがよくなるものと出会えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
美容師さん的には白髪染めトリートメントの選び方は「しっかり染まるか」「ジアミンが入っていないか」「色持ちがいいか」がポイントでした。
しっかり染まるのか、色持ちがいいかは実際に使ってみないとわからないですが、とても参考になりました。