ドラッグストアでも白髪染め(グレイカラー)とヘアカラー(おしゃれ染め)って同じような場所に売ってありますよね。
間違えて買ってしまいそうになったことありませんか?
- そもそも市販のヘアカラーと白髪染めって何が違うの?迷ったらおすすめはどっち?
- 白髪を染めたい時にヘアカラーで染めちゃっていい?逆は?
- 美容院の白髪染めとかファッションカラーは市販と違うの?
と思ったので調べてみました。
市販の白髪染めとヘアカラー(おしゃれ染め)の違い
市販の白髪染めとヘアカラー(おしゃれ染め)の違いは黒髪の人が使うか、白髪の人が使うかという感じ。
もう少し具体的にそれぞれの特徴を紹介します
白髪染めの特徴
- 色持ちは比較的長い
- 明るい色みは苦手
- 失敗したら元に戻すのが難しい
黒髪は脱色してから色を入れてトーンアップ、白髪は色を入れてトーンダウン。
白髪と黒髪が馴染みやすいようにブラウンベースのカラーが多いです。
ヘアカラー(おしゃれ染め)の特徴
- 黒髪のみ対応。脱色力が強い
- 明るい色を発色させやすい
- 褪色しやすい
- 傷みやすい
ヘアカラーはしっかり脱色して色を入れる
それぞれの特徴をあげてみましたが、白髪染めもヘアカラーもどちらも脱色します。
- 白髪染めは色をつけることを重視していて色持ちしやすい。でも基本暗めの色。
- ヘアカラーは色を抜くことを重視していて色落ちしやすい。でも明るい色もできる。
というかんじですね。
昔の日本では髪染めといえば白髪染め
昔の日本では髪染めといえば「白髪染め」のことだったみたいですね。
戦後くらいから白髪じゃなくてもおしゃれのために染める人が出てきたので、ヘアカラーのことを「おしゃれ染め」と呼ぶようになったみたい。
白髪染めの中にも種類がある
白髪染めといってもいくつか種類があります。
白髪染めの種類
- ヘアカラー
- ヘアカラートリートメント
- ヘナ
- お歯黒式
ヘアカラータイプは一番メジャーな白髪染め。CMでやっている白髪染めは大体これです。
色も選べる分、刺激が強い成分が含まれています。
ヘアカラートリートメントは最近人気が出ている白髪染め。
脱色せず色を入れるのでヘアカラータイプより頭皮や髪に優しいです。
ヘナは植物で作られた白髪染め。天然の成分で作られているので安全性を求める人に人気です。
ただ、美容院のカラーとは相性が悪いようです。
お歯黒式は安全性の高い白髪染めですが、使い方がかなり難しいようです。
色はブラックのみ。
ヘアカラーのブラックと白髪染めのブラックは同じ
ちなみに、脱色の成分が入っていないのでヘアカラーのブラックと白髪染めのブラックは基本的に同じです。
市販の白髪染めと美容院の白髪染めとはどう違うの?
また、白髪染めといえば美容院でもできるのですが、市販と美容院の白髪染めってどう違うのかなと思って調べてみました。
「市販でも美容院でも白髪染めの成分に違いはない。」
ということです。
美容院の方が髪に優しいとか、薬剤が強いとか、いろいろ聞いていたのですが、成分は一緒なんですね。
【参考】黒髪と白髪のちがい
ついでに黒髪と白髪の違いを簡単にみてみます。
黒髪と白髪の違いについては有名なヘアケアブランド(aujua)のHPに詳しく載っていました。
「白髪が染まりにくい」というのは美容業界でも共通認識だったのですが、実際、白髪が染まりにくい理由は解明されていませんでした。ミルボンは、研究を着手し、様々な違いを明らかにしてきました。
今回は、白髪と黒髪に関する違いについてお話していきます。
−ミルボンの研究でわかった2つのこと
ミルボンが行ってきた研究で明らかになったことは
白髪・黒髪の⑴脂質量の違い ⑵金属量の違いの2つです。
引用:http://www.aujua.com/media/archives/631
白髪と黒髪の違いは色だけじゃなくて、脂質と金属の量。
いろいろ書かれていますが、白髪は染まりにくいものらしいです。
白髪染めとヘアカラー。迷ったらどっちを使うのがおすすめ?
自分は白髪染めとヘアカラーどっちを使ったらいいの?
と迷う場合、
染めたい白髪があれば白髪染めを使うのがおすすめ。
ヘアカラーの方がカラーバリエーションも豊富なのですが、白髪が染まり切らないのでおすすめできません。
白髪がない、もしくは本数がすくないので染まらなくてもいいという人はヘアカラーでも大丈夫です。
白髪がないけど白髪染めを使うのは大丈夫
「ヘアカラーを買うつもりが、間違えて白髪染めを買ってしまった」という場合、白髪染めで黒髪を染めるのは有りです。
というのも、白髪染めもヘアカラーもブラックで無い限り「どちらも脱色する成分が入っているから」
地毛より明るい色みで購入している場合、地毛より明るく染まります。
ただし、染まる力が強いので、次のヘアカラーが入りにくい可能性があります。
ヘアカラー(おしゃれ染め)で白髪を染めると白髪は染まらない
逆に、ヘアカラーで白髪のある髪は染められません。
正確にいうと、白髪部分にきちんと色が入りません。
白髪染めに比べて染毛力(髪の毛を染める力)が弱いため、その時は染まったように見えてもすぐ色落ちしてしまいます。
白髪に戻ることもあれば、中途半端に色がついてキラキラすることも。
また、黒髪を染めることを想定しているので白髪が予想しなかった色になることも。白髪の割合が多い場合は特に注意が必要です。
白髪染めとヘアカラーを混ぜて使ってもいい?
白髪染めとヘアカラーを混ぜて使ってもいいのかな?と思って調べてみたのですが、
「素人が色を混ぜるのは危険なので絶対にだめ」
です。
市販品は、単品で使うことを前提に製品化されています。
白髪染めも、ヘアカラーも、ドラッグストアで普通に買えますが化学薬品です。
炎症を起こす可能性もあります。
ただでさえ、市販の白髪染めやヘアカラーは刺激が強いので、混ぜてつかうのはやめましょう。
ただ、トリートメントタイプの白髪染め(カラートリートメント)の中には同じ商品同士なら色を混ぜても大丈夫と書いてある商品もあります。
前使ったレフィーネヘッドスパカラートリートメントは色違いで混ぜて使っても大丈夫と公式サイトに書いていました。
こちらもおすすめ
好みの色にしたいという場合は白髪染めトリートメントをつかうのもおすすめです。
市販の白髪染めとヘアカラーは上手に使い分けて
いかがでしたか?市販の白髪染めとヘアカラーは似ているよう違いがありました。
違いを簡単にまとめると
- ヘアカラーは明るい色にできるけど、白髪は染まらない
- 白髪染めは暗めの色が多いけど白髪も染まる
ということでした。
ヘアカラーよりはダメージが少ない白髪染めですが、白髪染めトリートメントの方がさらにダメージが少ないです。
サラツヤヘアをキープしたい人は白髪染めトリートメントがおすすめです。